【第三者医院継承事例】千葉県×医療法人:泌尿器科クリニック 最終譲渡契約締結
この度、千葉県の泌尿器科継承案件のクロージング(資金決済・経営権譲渡)がありましたので、本日のクロージング式の様子についてご報告いたします。本レポートが第三者医院継承にご関心のある先生、また医院継承をご検討中の先生のご参考となりますと、誠に幸いです。
クロージングの朝
朝、クリニックまで院長をお迎えにあがり、顧問会計事務所の方と今回の医療法人の登記手続きを行う司法書士も同乗し、クロージング場所である取引銀行の支店まで車で一緒に向かいました。銀行に向かう車中では、クリニックの近くにある院長お気に入りのインドカレーのお店の話題で盛り上がりました。院長のお話によると、そこのカレー店で使っているスパイスは他のインドカレーのお店とは全然違うそうで、同じインドカレーでもネパールに近いインド出身の方が作るカレーはスパイスが効いていて美味しいそうです(驚)会社の近くなので今度ぜひ行ったみたいと思います。
そんな話題で盛り上がっているうちに銀行へ到着すると、本件医療法人の譲り受け先となる医療法人の理事の方が一足早く到着しておりました。
必要書類確認と譲渡契約調印
取引銀行につくと予約していた奥の個室に通され、関係者一同が集まりました。そして当社代表の濵田が進行役を務め、まずは譲渡側医療法人の臨時社員総会議事録や役員辞任届などクロージングの前提となる資料の確認を行いました。そして印鑑証明や医療法人の銀行通帳、実印などの引渡し重要物品の確認を行ったあと、役員就任承諾書など譲受側の必要書類も不備がないか合わせて確認を行いました。
資金決済と役員変更登記
必要書類に不備がないことを確認したら譲渡契約書の調印を行い、同席していた銀行担当者が譲渡対価の振込み手続きを滞りなく行い、無事にクロージングを終えることが出来ました。クロージングが終わると待機してもらっていた司法書士に必要書類一式を渡し、その足で役員変更登記申請手続きのため法務局へ向かってもらいました。譲渡契約書の調印までは少し緊張感がありましたが、無事に契約調印が終わり、資金決済を待つ間は世間話で盛り上がり和やかな雰囲気でした。
決済が終わると譲渡側と譲受側それぞれ代表挨拶をしていただき、それぞれの思いと抱負についてお話しいただきました。最後には関係者全員でにっこり記念撮影をして終わりました。
ご相談から約4カ月で医院継承を実現
本件は昨年12月に「そろそろクリニックを次の方に譲りたい。」と院長から当社にご相談を頂き、後継者探しを行ってきました。今回はご相談からクロージングまで約4ヶ月半という速さで医院継承を実現することが出来ました。これも譲渡側と譲受側双方の先生方の誠意ある対応と迅速なご決断があってこそのことでした。それから今回お世話になった顧問会計事務所の方、銀行の担当者の方など多くの方々にご尽力いただき、関係者一丸となってこの案件に取り組んだことにより、双方Win-Winとなる早期医院継承が実現できたと思います。
当社ではご依頼頂いた後、すぐに後継者候補の探索を行い、今年2月に今回の譲受先となった医療法人をご紹介させて頂き、本日のクロージングを迎えることができました。院長からは「昨年の終わり頃から当院の継承を考えはじめ、自分でもクリニックを引き継いでくれる先生を探すために出身医局の先生方に手紙を出したりもしましたが、なかなか良い返事をもらうことはできず、もう継承するのは難しいのかもしれないと思ったこともありました。しかし、諦めずにメディカルプラスを信頼して頼んで本当に良かった。当院の継承のために一生懸命動いてくれて本当に感謝している。」と大変ありがたいお言葉を頂きました。
開業30年以上の歴史をさらに未来へ
院長は開業から32年に渡り、地域医療に多大な貢献をされてきました。多くの患者さんが救われてきたことと思います。今まで本当にお疲れ様でした。院長は今後、理事として法人に残っていただき、診療を継続して患者さんの引継ぎを行っていただきます。クロージング前は必要書類の準備や修正などで連日夜遅くまで大変でしたが、お客様に頂く笑顔とこの一言で日頃の疲れが一瞬にして吹き飛んでしまいます。一番この仕事のやりがいを感じる瞬間です。
お集まりいただいた皆様、本日は有り難うございました。そしてお疲れ様でした。
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この事例を担当したのは、弊社アドバイザー 濵田 朋彦です
前職時代、多くの患者に惜しまれながらも院長の体調不良のためやむなく廃院するクリニックを目の当たりにしたことをきっかけに「院長の不本意な廃業を無くし、地域医療の継続と発展に貢献する」ことを理念に掲げ、2016年8月株式会社メディカルプラスを創業。