【第三者医院継承事例】 茨城県×内科・小児科クリニック 最終譲渡契約調印
こんにちは。メディカルプラスです。この度、茨城県にある医療法人開設の内科小児科クリニックの譲渡契約の調印がありましたので、ご報告いたします。本レポートが、医院継承をご検討中の方の参考となりますと誠に幸いです。
本継承案件の特徴
こちらのクリニックは、平成17年に開業されてから20年近くに渡り地域の内科・小児科クリニックとして多くの患者さんを診療されてこられました。もともと院長の実家は東京都内の開業医だったのですが、実家のクリニックはご親族が継ぎ、奥様の地元にあるこの地に開業されることとなりました。後継者がおらず、まだお元気なうちにクリニックを継承したいとのことで、一昨年の秋に医院継承のご相談を頂きました。
本案件の特徴をまとめると、以下の通りです。
【当該クリニックの特色】
- 内科と小児科を標榜し、小児科は0歳から診療している
- 最寄り駅から徒歩20分の郊外住宅地に位置する地域密着型のクリニック
- 土地建物付きで敷地内には患者用駐車場を30台完備
【本案件の難易度が高かった点】
- 内科と小児科を両方診ることのできる医師が少なく、内科のみ継承すると売上が3割程下がってしまう
- 地域の高齢化が進み、将来的な過疎化が懸念される
- 土地建物付きのため、投資資金が大きくなる
【成約の決め手となった点】
- 買い手が地域志向だったため、自身が思い描いていた地域密着の開業医のイメージと合致した
- 将来的な人口減少が見込まれるものの、そもそも競合クリニックが少ないことに加え、競合クリニックも院長の高齢化、後継者不在のクリニックが多いため、将来的には今以上の増患が見込める
- 小児科の売上減少分を訪問診療の実施により補うことができる
今回成約に至った後継者は九州在住のため、これから春の継承に向けて関東へ転居されます。募集開始から数組の候補者より商談申込が入り、候補者のなかには地元の病院へ勤務している候補者もおりましたが、売手の診療理念と買手の診療理念の共通点が多く、譲渡側としても「ぜひこの先生にクリニックを継承してほしい」との思いを強くお持ちいただき、今回の成約となりました。
第三者医院継承に関する無料相談実施中
弊社では数多くのクリニックM&A成約案件を手掛けており、売主様と買主様双方のニーズに応じた最適な解決策を提供しております。その数あるクリニックM&A成約案件の中から、医師・医療法人さまのクリニック開業を検討する際の一助となりますよう、一部をレポート公開しています。無料相談を実施しておりますので、医院継承(承継)、クリニック売却買収、医療法人M&Aをお考えの方はこちらより【✉お問い合わせ】お気軽にお問い合わせください。
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この事例を担当したのは、弊社アドバイザー 濵田 朋彦です
前職時代、多くの患者に惜しまれながらも院長の体調不良のためやむなく廃院するクリニックを目の当たりにしたことをきっかけに「院長の不本意な廃業を無くし、地域医療の継続と発展に貢献する」ことを理念に掲げ、2016年8月株式会社メディカルプラスを創業。