【第三者医院継承事例】千葉県×精神科クリニック 最終譲渡契約調印

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こんにちは。メディカルプラスです。この度千葉県にあります精神科クリニックの譲渡契約の調印がありましたので、ご報告いたします。本レポートが第三者医院継承をご検討中の皆さまの参考となりますと幸いです。

本継承案件の特徴

こちらのクリニックは、千葉県内の主要駅近くのテナントに開業されてから約20年に渡り、精神科クリニックとして多くの患者さんを診療されてこられました。院長は一般の学部を卒業し、社会人を経験された後に医学部に再入学して医師になられました。医師になった後は千葉県内の総合病院で臨床経験を積まれ、平成15年に開業されました。院長から「年齢・体力的にはもうしばらく診療を続けることはできますが、後継者がいないので、早めに良い方がいればクリニックを継承したい」とのことで、メディカルプラスに医院継承のご相談を頂きました。

本案件の特徴は以下の通りです。

【当該クリニックの特徴】

  • 駅近くのテナントビルに位置し、患者構成は地域住民と近隣企業のビジネスマンが5:5程度
  • 当エリアは千葉県内の他地域と比較し、将来人口の維持が見込まれるエリア
  • 診療日数は週3日に縮小しているため、継承後の増収余地あり

【本案件の難易度が高かった点】

  • 診療を縮小しているため、年間売上が4,000万を下回っていた
  • 専有面積が約20坪と小さく、継承後の伸び代に物理的に限界がある
  • 事業承継に関するテナントオーナーの意向確認が取れておらず、場合によってはテナントの再契約不可の可能性があった(後継者が見つかった段階で後継者の属性により再契約するか否か判断するとの意向)

【成約の決め手となった点】

  • 買手が近隣病院に勤務していたため、継承後の病診連携が取りやすく、病院の外来患者を当クリニックへ連れて行くことである程度増収できる見込みが立った
  • 買い手は継承後の売り手の継続勤務を希望していたため、売り手に継承後2年間の継続勤務に同意していただいた

本案件はご相談から約7か月で成約となりました。

精神科は年商5000万未満の比較的小規模な案件のご相談も多いですが、精神科はレントゲンやエコーなど医療機器を必要としないため、新規開業でも他科目と比較して開業資金がかかりません。そのため小規模な案件だと、買手が継承開業のメリットを感じにくいことがあります。今回のケースでは売手が診療時間を縮小し新患を制限していたため、既存の患者を継承しながら、診療時間を伸ばし、新患の受け入れ+現勤務先である病院から患者を連れて行くことで確実な増収見込みが立つことに加え、一定期間売手のサポートもいただけることが決め手となり、成約となりました。

第三者医院継承に関する無料相談実施中

弊社では数多くのクリニックM&A成約案件を手掛けており、売主様と買主様双方のニーズに応じた最適な解決策を提供しております。その数あるクリニックM&A成約案件の中から、医師・医療法人さまのクリニック開業を検討する際の一助となりますよう、一部をレポート公開しています。無料相談を実施しておりますので、医院継承(承継)、クリニック売却買収、医療法人M&Aをお考えの方はこちらより【✉お問い合わせ】お気軽にお問い合わせください。

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この事例を担当したのは、弊社アドバイザー 濵田 朋彦です

代表取締役社長 濵田 朋彦 Tomoyuki Hamada

前職時代、多くの患者に惜しまれながらも院長の体調不良のためやむなく廃院するクリニックを目の当たりにしたことをきっかけに「院長の不本意な廃業を無くし、地域医療の継続と発展に貢献する」ことを理念に掲げ、2016年8月株式会社メディカルプラスを創業。

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