【第三者医院継承事例】 神奈川県(湘南地域東部)×皮膚科クリニック 最終譲渡契約調印
こんにちは。メディカルプラスです。今回、神奈川県にある皮膚科クリニックの譲渡契約の調印がありましたので、ご紹介いたします。当レポートが第三者継承をご検討中の皆さまの参考となりますと、誠に幸いです。
本継承案件の特徴
当該クリニックは、神奈川県湘南地域東部に位置しており、横浜や都心へのアクセスも良く、観光地として指折りのエリアで約20年間もの長きにわたり地域医療に従事してこられました。クリニックの事務長より「院長がケガをしてしまい休診をすることになり、患者さんが困るから早急に後継者を探して欲しい」と突如連絡があり現状把握のため、直ぐご面談をさせていただき、院長のケガの状態や休診する期間などを確認させていただきました。
お話をお伺いすると、幸いなことに大ケガではなく、2週間ほどで診療を再開できる見通しでした。そのため、後継者を直ぐに見つけなければならないという緊急性は、ありませんでした。
しかしながら、院長には今回のケガもきっかけの一つとなり「今すぐの継承は必要ないけれど、今度またケガ等をした際に、患者さんや周囲の方に迷惑をかけるわけにはいかない。今のうちに準備をしておくのも良いかもしれない」とのお考えがあり、この度メディカルプラスに医院継承のご相談をいただく事になりました。
本案件の特徴は以下の通りです。
【当該クリニックの特徴】
- 主要路線が多く入っているターミナル駅から徒歩5分の好立地に位置している
- 駅周辺には美容系の皮膚科などの競合医院が多数存在している
- スタッフ採用を最小限にとどめているため人件費の割合が低く、利益率が良い
【本案件の難易度が高かった点】
- 競合医院が周辺に多く、診療圏調査上の来院患者数が少ないことが、後継者候補から敬遠される要因となった
- クリニックの専有面積が小さかったため、新たに美容系の施術を診療内容に取り入れることが難しい状況だった
- 生活道路に面している立地ではあるものの空中階のため、視認性に課題があった
【成約の決め手となった点】
- 土地勘のある候補者からご関心をいただき、院長の診療方針にも強く共感をいただく事ができた
- 双方が希望する時期に継承の話を進めることができ、円滑な交渉となった
本案件は、ご相談から約6か月で成約となりました。
後継者探索のきっかけは、院長のケガにより今後同じようなことが起きたら患者さんに迷惑をかけてしまうという不安からだったため、直ぐの継承よりも今後の診療を任せられる後継者の探索を重要視されておりました。数組の候補者より商談申込があり、その中から専門医として勤務経験も長い候補者の先生へ継承することになり、院長からは「安心して任せられる後継者が見つかり安心しました」と嬉しいお言葉をいただき、成約を迎えることができました。
第三者医院継承に関する無料相談実施中
弊社では数多くのクリニックM&A成約案件を手掛けており、売主様と買主様双方のニーズに応じた最適な解決策を提供しております。その数あるクリニックM&A成約案件の中から、医師・医療法人さまのクリニック開業を検討する際の一助となりますよう、一部をレポート公開しています。無料相談を実施しておりますので、医院継承(承継)、クリニック売却買収、医療法人M&Aをお考えの方はこちらより【✉お問い合わせ】お気軽にお問い合わせください。
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この事例を担当したのは、弊社アドバイザー 豊島 太郎です
豊富な業界経験に加え二級建築士の資格を持ち、クリニックの内装やインテリア関連の知識にも明るい多才なアドバイザー。建設不動産関連業務を約7年経験、その中で人それぞれの人生とその大切さについて深く考える出来事を多く経験。メディカルプラス参加後は5年間で約40件以上の継承に立ち会い、医師の人生のターニングポイントに立ち会うやりがいを原動力にサポートを行う。穏やかな物腰と優れた傾聴力に社内外から定評あり。