【第三者医院継承事例】神奈川県×内科・消化器内科クリニック 最終譲渡契約調印

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こんにちは。メディカルプラスです。
神奈川県川崎市にあります、個人開設の内科・消化器内科クリニックの最終譲渡契約調印がありましたので、ご報告いたします。こちらのレポートが、第三者医院継承をご検討中の院長先生、また継承開業をご検討中の皆さまのご参考になりますと幸いです。

本譲渡案件の特徴

当該クリニックは神奈川県川崎市に位置し、特に上部・下部の内視鏡施術に力を入れ、多くの地域の患者さんを診療してきた医療機関です。川崎市は政令指定都市に指定されており、県内で横浜市に次いで2番目に人口が多く、再開発が進み今後も人口増加が見込まれているエリアとなります。

院長先生は開業の際、患者さんが安全に使いやすいような導線、および清潔感のあるデザイン等、クリニック内装設計も細部まで非常にこだわってクリニックを造られた上で、これまで熱心に研鑽を積んでこられた内視鏡技術のもと、消化器内科開業医としてのキャリアをスタートされました。

メディカルプラスへのご依頼は、院長先生の個人的なご事情によりクリニックの運営を継続することが困難になったものの、後継者不在であることから、2023年の初夏にご相談をいただきました。
院長先生からは、「自分の子供のように思って大切に運営してきたクリニックですので、閉院ではなくどなたかにお譲りして継続してもらいたいと願っています」とどこか寂しそうな表情ではあるものの、強く意思表示いただきましたことが、非常に印象的でした。

本案件の特徴は以下の通りです。

⇒【案件No-1773】神奈川県×内科消化器内科 https://www.medicalplus.info/sell_case/sm-1773/

【当該クリニックの特徴】

  • 内視鏡を上部下部ともに実施し、土日も予約制で対応している
  • 2診体制可能な内装と、隔離室としての使用が可能な処置室も完備されている
  • 徒歩5分程度の距離にある最寄駅は複数路線の利用が可能で、駅およびクリニック周辺は再開発で大型マンションの建築が進んでいる

【本案件の難易度が高かった点】

  • 院長先生の体調面とご事情により早期継承が必須
  • 一時休診期間があったため、患者離れが見受けられる
  • 人口増加エリアである一方、競合内科クリニックも多いエリアのため、他院との差別化のため内視鏡施術に対応できる医師が求められる

【成約の決め手となった点】

  • 内視鏡施術をはじめ消化器内科分野全般に対するご経験値の高い医師と良縁があったこと
  • 後継医師側において、情報開示当初から院長先生のご事情を十分にご理解くださり、金額や条件等にご承諾いただけたこと
  • 後継医師ご夫婦揃ってトップ面談・現地見学にご参加され、継承に対する誠意と熱意を都度お示しいただいたことで、院長先生側において「この先生に任せたい」とご期待を持っていただけたこと

本案件は、ご相談から約8か月半で成約となりました。

後継者探索を始めた当初は院長先生の体調面等のご事情もあり、途中で後継者の募集停止をするなど、スムーズな後継者探索ではありませんでした。しかし、「自分の子供のように大切にしてきたクリニックを閉院にしたくない」との院長先生の変わらぬ強い想いがございましたので、頻度高く面談をさせていただき懸念事項を1つ1つクリアにするお手伝いをいたしましたところ、後継者探索の再開に至りました。その結果複数の医師よりご関心をいただき、その中でも特にご夫婦揃って継承に熱意のある後継者にて良縁があり、最終契約となりました。

院長先生も後継医師も様々ご不安がある中でのご商談でございましたが、双方誠意をもって向き合っていただいたことで、基本合意契約締結以降は非常にスムーズな進行であったとお見受けしております。最終契約締結の対面調印時には、院長先生がこれまでのことを思い出され感極まり、それに対して後継医師が「院長先生の想いをしっかり受け取って誠心誠意ひたむきにクリニックを守っていきます」と力強く応じられる場面もございました。

継承時期については、後継医師のご協力により当初の条件通り2024年5月末のクロージングにて、現在既に引継ぎ業務が始まっております。弊社でも引き続き、クロージングを良い形で迎えられるよう、誠意をもってサポートを提供していきたいと思います。

第三者医院継承に関する無料相談実施中

弊社では数多くのクリニックM&A成約案件を手掛けており、売主様と買主様双方のニーズに応じた最適な解決策を提供しております。その数あるクリニックM&A成約案件の中から、医師・医療法人さまのクリニック開業を検討する際の一助となりますよう、一部をレポート公開しています。無料相談を実施しておりますので、医院継承(承継)、クリニック売却買収、医療法人M&Aをお考えの方はこちらより【✉お問い合わせ】お気軽にお問い合わせください。

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この事例を担当したのは、弊社アドバイザー 高橋 綾優です

コンサルティング営業本部 医院継承第1事業部 アドバイザー 高橋 綾優 Ayu Takahashi

新卒で証券会社に入社。一都三県を中心に総合営業職として4年間従事。研修期間営業実績上位入賞で努力賞受賞、月間販売実績社内上位入賞多数。証券レディとして勤務する中で、高齢と後継者不在を理由に事業を閉業する経営者とも関わる機会が多く、また、身近な親類縁者に医療従事者がいることから、医療系のM&Aに深く興味を持つ。地域医療の継続と発展に貢献したいとの想いから、メディカルプラスに入社。

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