評価
簡易査定等の実施によりクリニックを譲渡する際の価値を算定するプロセス。手順としてはまず、貸借対照表や損益計算書をもとに財務内容について、大きな資産変動や簿外債務の有無などの分析を実施し、該当事実があった場合にはその理由と対象事業に与える影響の分析も行う。次に対象事業の収益性について評価をするため、損益計算書や総勘定元帳をもとに税制に基づいた節税対策の実施実態について分析の上、該当事実があった場合には節税用計上経費を足し戻して実質的な利益を算出。またその際、所在エリアの市場分析や競合状況、エリアやクリニックの状況から見た将来の収益性と伸びしろの見通し、経営者交代による患者減少率等を計数として考慮する。最後に固定資産台帳もしくは減価償却明細書をもとに譲渡対象有形資産を簿価から時価に修正計算をして算出する。
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