退職金規定
退職金規定とは、労働者が一定期間(3年以上・5年以上)就労することで退職時の基本給✕会社規定の数値から算出する退職金を受け取ることを規定とした内容となりますが、退職金の支払は会社の義務ではない事が特徴です。
なお、医療法人やクリニックのM&Aにおいて、譲渡側に提出が求められる書類の一つであり、具体的に買い手候補者へ情報開示を行う際の案件概要書や買収監査時において、対象事業の実態、特に人事・労務面から適切な把握をするために必要な資料の一つとなります。M&Aの実務については、医療法人の継承は包括となるため、従前の退職金規定が引き継がれますが、クリニックの事業譲渡の際には譲渡側に退職金規則に則った退職金の支払いなどの労務上の手続きが必要となります。