出資持分
2007(平成19)年3月31日以前に設立申請された出資持分のある医療法人(経過処置医療法人・いわゆる旧法人)に対して、出資者が出資額に応じた割合を保有している財産権のこと。出資持分は一部もしくは全部を第三者に対して譲渡することが出来る。出資持分保有者は定款の定めに準じて出資持分の保有割合に応じた払戻しまたは残余財産の分配を受ける権利を持つ。また、出資持分を相続する場合は財産権があることから相続税の課税対象となる一方で、出資持分は換金性の高い一般株式とは異なり換金性が低いため、注意が必要となる。
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