繰越欠損金
「繰越欠損金」とは、企業が赤字を出した場合、その損失を将来の利益から差し引くことができる税制上の制度です。この制度により、損失が発生した事業年度の翌年度から最長10年間、損失を繰り越して税金の負担を軽減でき、企業は一時的な経済的困難に対して安定した経営を目指すことができます。なお、法人が繰越欠損金の適用を受けるためには、欠損金額が生じた事業年度において青色申告書である確定申告書を提出し、かつ、その後の各事業年度について連続して確定申告書を提出していることが条件となります。