医院継承(承継)、クリニックM&A仲介支援のメディカルプラスです。
本日は【医院継承の流れ】の中の⑩商談申し込みと⑪ネームクリアについてご説明します。
商談申込
先日ご説明した後継者の探索にて当社より継承案件の打診を受けた買手候補先の中から、譲渡対象医院の継承に関心をもつ買手候補先が出てきたら商談申込みをしていただきます。買手から商談申込みが入ると、次は売手に対してネームクリアを行います。
ネームクリア
ネームクリアとは売手側の院長に対して、買手候補先の情報を伝え、インフォメーションパッケージなど詳細情報を開示する承諾をとることを言います。買手候補先が個人医師であれば氏名、年齢、専門など、医療法人であれば法人名、規模、事業内容などについての情報を伝えます。
ネームクリアにて売手側の院長の承諾を受けたら、買手候補先と秘密保持契約を締結のうえでインフォメーションパッケージを開示します。ここではじめて買手候補先は売却医院の名称や財務内容などの詳細情報を知ることができます。
売手側の院長にネームクリアを行わずに買手候補先に機密情報を含む詳細情報を開示することは秘密保持義務に違反することになります。
売手側院長から「買手候補先の希望や細かい条件は特にないから任せるよ。」と仰っていただくことがあります。しかし財務内容などの機密事項をお預かりしている以上、後々のトラブルを避けるためにも商談申込の都度ネームクリアはしっかりと行うべきでしょう。
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