開業後の急なトラブル発生時にも迅速に対応してくれるので心強いです。
千葉県松戸市 わたき小児科 院長 上瀧 邦雄 先生 わたき小児科 ホームページ
松戸市立病院に13年間勤務された後
「わたき小児科」をご開業された、院長 上瀧 邦雄 先生に
急なスタッフ退職で大変だったお話をお伺いしました。
開業しようと思ったきっかけをお聞かせください。
私は大学卒業後、大学病院勤務を経て、松戸市立病院に13年間勤務してきました。松戸市立病院には地域の小児医療の中核を担う小児医療センターが併設されており、連日沢山の子どもたちの診療を行ってきました。その中には、早期診断、早期治療をすることにより、病気の重症化を未然に防げたのではないかと思われる子どもたちもいました。自分が小児科医を志したきっかけでもある、子どもたちが健康に育つお手伝いをしたいという思いとともに、病気の早期診断・早期治療や、予防接種・乳児健診などに力を入れた診療を行いたいと思い開業を決意しました。
診療圏内の想定患者層の夜間人口(居住人口)が重要
開業物件は、駅前物件や地主さんの建貸し物件など、複数の物件を実際に現地に足を運び見学しました。一時は駅近くの土地で戸建て開業をしようと考えたのですが、条件面などが折り合わず、松戸市内の生活道路に面したクリニックモールを紹介され、この物件で開業することを決意しました。
開業前は、小児科という診療科目の特性もあり、やはり駅前物件がいいと漠然と考えておりました。
しかし、郊外物件でも十分な駐車場があり、診療圏内の子育て世代の夜間人口が多く、競合医院が少ない物件を選べば、むしろ郊外物件の方がメリットは大きいとアドバイスをもらいました。なぜなら、駅前物件でも郊外物件でも得られる診療報酬は変わらず、賃料は郊外物件の方が低く抑えられ、また、昼間人口が密集しテナント物件が多い駅前は、開業後に競合医院ができる可能性が高いですが、人口が密集した住宅街では、開業物件自体がそもそも無いため、開業後の競合医院開業のリスクも極めて低いと言われ、その通りだと納得しました。
開業後の急なトラブルにも迅速かつ適切な対応をしていただきました。
開業前に大変だったことはもちろん沢山ありますが、中でも一番大変だったのは、開業後のスタッフ労務問題です。よく開業後は、労務問題で苦労するとは聞いていましたが、自分の身をもって体感しました。開業後しばらくしてスタッフから急な退職の申し出があり、コンサルタントに相談したところ、いくつかの手立てを提示していただき、すぐ数社の求人広告会社や人材紹介会社を紹介してもらい大過なく乗り越えることができました。お陰様で現在のスタッフは安定し、みんな頑張ってくれています。
これから開業をお考えの先生方にアドバイスをお願い致します。
色々な業者やコンサルタントと面談しましたが、中には開業させることが目的であるかのように、決断を急かす人もいました。しかし、開業は人生の大きな転機であり、開業時期や物件など簡単に決断できることではありません。
診療スタイルやライフプランに至るまで、親身になって気兼ねなく相談でき、開業後も長く信頼関係を築けそうか?という点も踏まえて、開業支援を依頼するコンサルタントや業者を選んだほうが良いのではないかと思います。
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