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千葉市の小児科クリニック最終契約調印
本日は、千葉県千葉市の小児科クリニックの最終譲渡契約の調印がありました。
この小児科クリニックは平成19年に開業、平成25年に医療法人化し、9年間地域に密着し、診療を行ってきました。このエリアでは小児科が不足しているなか、平成28年に院長が急逝され、以後クリニックは休止状態となっておりました。休止してからは、今まで通っていた患者であるこども達が体調を崩した際、近隣の他クリニックでは患者が多すぎるため受け入れてもらえず、遠方にある小児科クリニックまで通院する状況が続いておりました。何とか小児科クリニックを再開させたいと約2年前に当社に後継者探しの依頼を頂きました。この2年間で複数の候補者をご紹介し、ご検討頂きました。候補者のなかには意向表明書の提出や、基本合意契約締結まで進んだ方もいましたが、最終的な決断には至らず相手探しは難航しました。売主様は譲渡対価を得ることよりも、このエリアでの小児科の再開を第一優先に考えていたため、当初当社がご提案した譲渡価格よりも低い金額で案件化しました。
後継者探しに2年かかり医院継承を実現
後継者探しを初めて2年が経過し、今年中に後継者が見つからなければ、クリニックを廃院し医療法人を解散する予定でした。当初は医療法人ごと継承いただける後継者を探しておりましたが、現在すでにクリニックを運営されている医療法人様と良いご縁があり、医療法人から事業譲渡するスキームへ変更し、来年の4月1日より引継ぎ手となる医療法人の分院として、クリニックを再開することになりました。
当エリアは最近、若いご夫婦の転居先として、人気エリアであり、新興住宅地の開発が進んでおります。そのため、足元の商圏内人口で十分な集患が出来ことが考えられます。本案件の譲渡にあたり、売主様、買手医療法人の皆様、行政書士、税理士の皆様にご協力頂いたことが、大変大きな力になり、無事譲渡成約まで至りました。この場をお借りして改めてお礼を申し上げます。今後は新たな医療法人様にクリニックを引き継いで頂き、このエリアの子どもたちが安心して暮らせる環境づくりを行い、地域医療を支えて頂ければと思います。
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