医院継承(承継)、クリニック売買、医療法人M&Aのメディカルプラスです。
本日は東京都墨田区にある内科クリニックの事業譲渡契約の調印を行いました。
こちらの内科クリニックは、平成3年にクリニックを開設し、約29年間地域医療に従事されてこられました。東京都墨田区という情緒あふれる下町にあり、患者層は高血圧などの慢性疾患を抱えた高齢者が多いクリニックです。今年4月に当クリニックの院長からお問い合わせがあり面談をさせていただきました。
継承への想い
面談時に院長から「当院周辺の地域に住んでいる患者様は、下町でも特に昔ながらの住民なので、きちんと向き合い信頼関係を結べていれば離れていくことは無い」とおっしゃていた事がとても印象的でした。ご相談をいただいた時は、コロナウイルスが社会的に大きな影響を及ぼしていた時期でもあり医療業界も深刻な状況となりました。
そんな中、外出自粛で患者様の診療控えはあったものの外出自粛解除後の当クリニックの減収率は▲10%程度と最小限の減収であり、院長先生がおっしゃっていた「患者様との信頼関係」がこのような数字として表れているのだと思います。
院長自身、継承にあたり患者様の引継ぎとスタッフの継続雇用のご意向をお持ちで、継承後も必要であれば非常勤医師として勤務のお手伝いをします。とのお言葉もいただき、今年4月末に正式にご依頼を頂き、5月より後継者の探索を開始致しました。
「目指している医療」への考えが同じ後継者との出会い
後継者募集後は、複数の医療法人、個人医師からお問合せを頂きましたが、まず一番最初に商談申込をいただいた候補者とトップ面談を行い、院長より開院時からのモットーでもある「医療はサービス業であり、決して患者様を下に見ず、お話をよく聞き、相手の思いを理解し、患者様のためになる事を迅速に提供する。」とのお考えを述べられ、候補者も同様なお考えをお持ちであったためトップ面談は和やかに滞りなく終えることが出来ました。
院長からは、患者様・スタッフを安心して任せられる後継者であるとご判断をいただいたため、他の候補者とのトップ面談は行うことなく、基本合意契約締結の後、買収監査を行い本日最終契約締結に至りました。5月の募集開始から約5ヶ月での成約となりました。
当クリニックの院長が患者様の引継ぎをしっかり行いたいとの意向があったため、約3ケ月という引継ぎ期間を設け、来年の1月から経営権を移譲する事になりました。
来年1月の医院継承に向け、スタッフや患者様の引継ぎ、取引業者との再契約、関係行政への諸手続きを行っていきます。
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