【第三者医院継承事例】群馬県×整形外科　最終譲渡契約調印　～成約報告～

こんにちは。メディカルプラスです。
先日、群馬県にある法人開設の整形外科クリニックの最終譲渡契約調印がありましたので、ご報告いたします。こちらのレポートが、第三者医院継承をご検討中の院長先生、また継承開業をご検討中の皆さまのご参考になりますと幸いです。

⇒【案件No-1716】群馬県×整形外科

本譲渡案件の特徴

当該クリニックは群馬県内に位置し、患者様一人一人に寄り添った診察をしてこられた地域密着型のクリニックです。群馬県は世帯当たりの車保有台数において全国上位に入ると言われており、当該クリニックでも入口に屋根付きの車寄せや広大な駐車場を完備し、患者様の通院環境が整えられております。

メディカルプラスへのご依頼は、理事長先生ご本人より、2026年2月頃の継承を前提としてご相談いただきました。理事長先生からは、「開業からこれまで全力で診療に当たってきた。元気なうちに家族とのセカンドライフを楽しみたい。とはいえ、自分を頼って通ってくださっている多くの患者様がいるので、責任を持って継承してくれる後継者を探してほしい」と大変力強くお話しいただいたことが、非常に印象的でした。

本案件の特徴は以下の通りです。

【クリニックの特徴】
・毎年安定した売上推移をしている超盛業中(売上1.8億円以上)の整形外科メインの地域密着型クリニックである
・手入れが行き届いていて美麗な内装と、リハビリ基準取得可能な面積のリハ室がある
・近隣に大型商業施設があり人や車の流れが比較的多いにもかかわらず、競合僅少エリアであるため、継承後も安定経営が可能である

【本案件の難易度が高かった点】
・継承時期が2026年であり、前倒しのご相談は困難
・理事長先生個人所有のクリニック土地・建物も譲渡対象資産である
・医療法人が継承する場合、首都圏と比較すると立地柄、管理医師の雇用にハードルがある

【成約の決め手となった点】
・理事長先生と同じく、強い信念を持って群馬県の医療に貢献している後継者との良縁があったこと
・理事長先生ご希望の継承時期と後継者側の継承可能時期がほとんど同時期であったこと

本案件は、ご相談から約1年6か月で成約となりました。
本案件は超盛業中のクリニックであることから、非常に多くのお問合せをいただきました。しかし特に継承時期が要因でなかなか具体的な商談に進むことが出来る候補者が現れず、理事長先生から長期戦となる覚悟をされているとのお言葉を頂戴することもございました。そのような状況下で、今回の後継者様を含む複数の候補者様からほとんど同タイミングでお問合せをいただきましたので、理事長先生はご安心された一方で、どなたにお譲りされるのか判断に非常にお悩みになっていらっしゃいました。最終的には後継者様が意向表明の際、現在既に強い信念を持って群馬県の医療に貢献されていること、今後も群馬県内の医療を支えていきたいお考えがお強いことをお伝えいただいたことが判断の決め手となりました。

その後、双方の強固な協力体制の中で基本合意や買収監査、金融機関への事前相談が円滑に進行され、最終契約の締結に至りました。

今回の良縁は群馬県の医療に対する強い想いや継承時期のほかにも理事長先生と後継者間で共通点が非常に多かったことで繋がれたものとお見受けしております。

最終契約調印後に理事長先生より、「メディカルプラスに相談して本当に良かった。肩の荷が少し降りた気がする。後継の先生により良い形でバトンタッチできるよう健康に気を付けてより一層頑張るから、引き続きよろしく。」と晴れやかな笑顔でいっていただいたことが非常に強く印象に残っております。

2026年3月末のクロージングに向け、現在はまだ具体的な引継作業は始まっておりませんが、１つ１つ確実に引継業務を行っていただけるよう、双方間でご準備を進めていただいている最中となっております。弊社でも引き続き、クロージングを良い形で迎えられるよう、誠意をもってサポートを提供していきたいと思います。

弊社では数あるクリニックM＆A成約案件の中から、医師・医療法人さまのクリニック開業を検討する際の一助となることを願い、一部をレポート公開しています。無料相談を実施しておりますので、医院継承（承継）、クリニック売却買収、医療法人M＆Aをお考えの方はこちらより【お問い合わせ】お気軽にお問い合わせください。