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【第三者医院継承事例】愛知県名古屋市×耳鼻咽喉科 最終譲渡契約調印 ~成約報告~

  • 活動報告

こんにちは。メディカルプラスです。
愛知県名古屋市にある個人開設の耳鼻咽喉科クリニックの譲渡契約調印がありましたのでご報告いたします。第三者継承をご検討中の院長先生や継承開業をご検討中の皆さまの参考となりますと幸いです。

⇒【案件No-1614】愛知県×耳鼻咽喉科

本譲渡案件の特徴

当該クリニックは、名古屋市の中心部から少し離れた、子育て世帯の多く住む落ち着いた住宅エリアに、1996年に開業しました。その後27年間にわたり地域のかかりつけ医として親しまれ、多くの患者さんを診察してまいりました。2023年の3月、院長から当社へのご連絡をいただきました。初回面談では、「70歳までにクリニックを継承したい」というお悩みが共有され、当時の院長が69歳であったため、1年以内に後継者を見つけなければ閉院する可能性がある状況でした。

本案件の特徴は以下の通りです。


【クリニックの特徴】
・コロナ禍で来院患者数が一旦減少も、コロナ前の来院患者数まで回復
・来院患者は近隣の高齢者が多く、アレルギー疾患の割合が高い
・借地に自己所有のクリニックを建設しての診療

【本案件の難易度が高かった点】
・ほかの診療科比較すると耳鼻咽喉科の後継者候補は少ない傾向
・1年という期限設定があり、閉院延期の選択肢はなし
・借地継承につき、地権者の承諾や権利譲渡といった煩雑な手続きが予想された

【成約の決め手となった点】
・院長から地権者へ閉院の打診をした際、地権者から「他診療科でも構わないから誰かやってくれる人はいないか」と相談され、院長としても通院しているアレルギー患者だけでも引続き診られる後継者として内科医への譲渡を決断
・地元名古屋での開業を検討中の内科医へ継承を案内、時期の問題もなく早期ご決断へ


本案件は、ご相談から約9か月で成約となりました。
今回の継承案件は、耳鼻咽喉科の譲渡案件を内科医が転科される形で引継がれるという、当社としても初めてのケースとなりました。当初院長先生は、耳鼻咽喉科クリニックとして後継者に継承することを希望されておりました。そんな中で地権者からの相談を受け、他診療科へ視野を広げ、あらためて後継者探索を行う決断をされました。

お引き継ぎは、継承開業を希望され以前よりメディカルプラスに登録、ご相談をいただいていた内科の先生になります。「最後の医師としてのキャリアは、地元名古屋で終えたい」「地域医療を通じて地元名古屋に恩返しをしたい」という真摯なお考えをお持ちでした。
通常の医院継承では患者さんを引継ぐことが最大のメリットであるため、当案件のいきさつを案内してもご検討いただけないかと考えておりましたが、「現地で院長先生にお会いしてお話を伺いたい」というトップ面談のご意向をいただきました。

ご縁というものは不思議なもので、異なる診療科目であっても院長先生や後継候補者のお人柄や立地(競合内科クリニックの有無、生活環境)などで良縁になることを体験いたしました。また地権者にも、今後20年間内科クリニックとして賃貸いただける事を快諾いただき、不動産会社や門前薬局のご担当者のご尽力もいただき、スムーズな最終契約に至りました。
これから2024年3月の内科クリニック開院に向け、内装工事や医療機器導入等を進めていきます。

弊社では数あるクリニックM&A成約案件の中から、一部をレポート公開しています。無料相談を実施しておりますので、医院継承(承継)、クリニック売却買収、医療法人M&Aをお考えの方はこちらより【お問い合わせ】お気軽にお問い合わせください。

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