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【第三者医院継承事例】愛知県春日井市 医療法人出資持分譲渡契約締結 ~成約報告~

  • 活動報告

本日は、愛知県春日井市の医療法人出資持分譲渡契約を締結いたしました。

【案件No-SM1245】愛知県春日井市内科外科譲渡案件

事前相談から医院継承までの経緯

こちらの医療法人は理事長ご夫妻ともにドクターであり、一つの医療法人で理事長と奥様がそれぞれ異なるクリニックを開設されておりました。理事長が院長を務める本院では、消化器内科、乳腺外科を標榜し、上部下部内視鏡に加え、乳がん検診も行っており、奥様が院長を務める分院では一般内科を中心に診療されていました。

理事長から当社に医院継承のご相談をいただいたのは今から4年前に遡ります。ご相談当初は、奥様が体調不良の為、医療法人から分院のみ譲渡したいとのことでした。医院継承に向けて、どのような選択肢があるか?さまざまな方向性から検討し、協議を重ねてきました。
検討の結果、まずは奥様の分院を本院と併合し、外来を院長、副院長の2診体制にし、職員、患者ともに本院に集約することになりました。
本院に集約した後、院長、副院長2診体制で約1年かけて体制を整え、当初ご相談から3年半後となる、昨年8月から医院継承に向けて後継者の探索を開始しました。

医院継承のポイント

本案件に関し、後継者とのマッチングを行ううえでのポイントは以下のとおりです。

■後継者にとって魅力的な点
・1日の平均患者数が70名と盛業している
・内視鏡、乳がん検診など検診売り上げが多く、年間売上2億円を超えている
・主たる競合が少なく診療圏が良い
・患者用駐車場が完備されている

■後継者にとって検討すべき点
・院長、副院長の2診体制のため、一人の医師が継承することの難しさ(物理的なマンパワー)
・一般内科、消化器内科、外科、乳腺外科と診療科目が多く、後継者の専門、スキルによって減収する可能性がある
・10名以上の職員がおり事業規模が大きい

同門出身の後継者とのご縁

理事長はできれば同門出身の後継者に継承したいという希望がありましたが、この点はマッチングの行う上で、候補者の母数を大幅に減らす、難易度の高い希望条件です。同門出身医師への継承を希望されていることを踏まえつつも候補者を出身大学で限定してしまうとマッチングの可能性が大幅に下がることを説明したうえで、出身大学を限定せずに候補者の探索を行っていきました。3組の候補者より商談申込が入り、トップ面談を実施しました。3組の候補者のうち1名がなんと偶然にも理事長と同門出身の後輩という奇跡のようなご縁が繋がりました。もちろん出身大学だけで後継者を決めるわけではなく、トップ面談では、診療に対する考え方や理念、継承後のについても共感され、本案件の後継者として継承していただくことが決まりました。
後継院長は消化器内科、乳腺外科は専門ではないので、継承後1年間の引継ぎ期間を設け、前院長から後継院長へ診療技術を引継ぎ、継承していきます。

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